ぞんびなよる

僕はゆらゆらしている 

脳味噌溶け出す 

ああ 

 

僕はうろうろしている 

そしてぐちゃぐちゃ 

ああ 

 

そして 

 

誰も彼も眠り 

夢の中で踊り踊りだした 

それはまるで生きる屍体 

 

ぞんび 

 

ぞんび 

 

ぞんびみたいな夜。 



ろぼちっく

君と出会ったのは何時だったか、 

そんなことさえも忘れてる。 

感情は錆び付いてぐずぐずさ。 

ぎたんぎたんでもう見てらんない。 

 

僕はロボットさ 

 

ろぼろぼろぼちっく 

 

襤褸襤褸になっていくんです。 

 

はいかいを繰り返すんです。 

 

別に如何だって良いけど。 

 

左様なら。

I

わたしの

その瞳の涙が映した世界、まるで春の霞んだ景色みたいだ。

ぼんやりしたままでさ。


どこかで春風が吹く。

花は空中で踊る。


私のその瞳の涙が映した今日は、まるであのアパートの窓越しの眺望。

ぼんやりしたままでさ。



眠れない夜の底で、

眠れない夜の底

羊が笑う

なんて愚かな奴だって

にやけて言った


眠れない夜の底

這いずり回る

ゾンビさ僕らは


眠れない夜の底、誰かが笑う

「なんて醜い奴だ」ってにやけて言った。


眠れない夜の底、はいずり回るゾンビさ、

僕らは。


眠れない夜の底、はいずり回れ!

愚かでも醜くても別にいいだろう。


眠れない夜の底、はいずり回る。

僕は僕さ。